2026-01-06
月報 12月: 2025年 雑ふりかえり
Life
2025年 雑ふりかえり
年末は突然の引っ越しを致し、元旦から風邪を引いてしまって完全に振り返るタイミングを失ってしまったので、行動ベースで箇条書きでざっくりと振り返る。まァ、2月が誕生日なので2月に振り返ればいいやとも思っている。
運動すること
こっちに来てから運動の習慣があからさまに増えている。自分が変わったというよりも、人間は環境の奴隷なので、シンプルに周りがやたら運動するこの街にいることで運動することが増えた。だいたい週5-6日は運動している。
運動の基本はクロスフィットと毎日のチャリ通。加えて12月から始めたボクシングが楽しい。「運動しなきゃ」と思わずとも、息を吐くように(?)運動するようになったので、自分へのプレッシャーが減ったのはいい。反面、2025年で痛感したのは怪我の増加。足首の捻挫に始まり、サッカーでの接触による膝の痛み、ウエイトトレーニングによる肩の痛みなど。サッカーの試合中に顔面に相手の足が当たり救急に駆け込んだことも。こう書くとサッカーが諸悪の根源な気もしてくるが、運動の中では一番楽しいので仕方ない。加齢、と言いたくはないが、影響はあるのだろう。サポーターや準備運動等は万全にしてやっていきたい。
2026年はクロスフィット・ボクシング・チャリ通がベースになりそう。これに加えてサッカーやらスキー、マウンテンバイク等が入る。ここ数年は1日平均500kcal燃やすことを目安にしているが、2026年はもう少しギアを上げて平均600kcalくらい燃やしたい。

Screenshot
飲むこと
2025年もよく飲んだ。日本と比べて飲み会は減っているが、味わって(?)ビールを飲むことができた。バンクーバーのブリュワリーは累計50くらい周ったんじゃないかという気がしている。
長年ビールは飲む専門だったが、2025年ははじめてビールを自分で作った(カナダは自家醸造が許されている)。ぶっちゃけ店で買った方が旨いが、意外と悪くなかったので、またやってみようと思う。手順は思ったよりシンプルたが、酵母を働かせるためにきちんと消毒をしなくちゃいけないのが面倒だった。

1st batch ever
働くこと
2025年も同じ会社でよく働いた。役割や上司など変化の多い1年で、ストレスが溜まる時期もあった。北米のジョブ市場全体でレイオフの嵐が吹き荒れていたので、そういう意味でも不安定さへのストレスを感じたこともあった。「ファイナンス」という看板を背負ってやっているが、結局何でも屋っぽくなっている部分がフラストレーションだったこともある。
給与も含めた待遇や、得られる仕事の面白さというのは、能力差分々よりも、その時にそこにいるかという立ち位置が大きいなという気がしている。どこの市場にいるかという物理的な立ち位置もそうだし、組織の中における立ち位置もそう。今は、ストレスを感じることもあるが、総じて良い立ち位置にいるという片鱗は感じているので、引き続き踏ん張って頑張っていきたいと思う。

テキサスで食った肉
読むこと
合計で40冊くらいの本を読んだ。本は紙で読むのが好きだが、こっちにいるとどうしようもないので、ほぼ100%Kindleになった。ビジネスや地政学に関することが多めであるが、最近は小説を読むことが増えた。iPhoneだとどうしても気が散るので、Kindle(端末)か、少数のアプリしか入ってないiPadで読んでいる。こっちに丸善ができてくれたら、kindleは捨ててだいたい紙で買うと思う。
本というのは、特に生成AIが跋扈している今、情報収集の手段としてはいささか効率の悪い感じがする。自分は昔から本を読む習慣があったのでなんとなく読み続けているが、今の時代に生まれていたら、本を読む体力がつくかかなり怪しい。そう、体力が必要なのである。あとはきっかけ。友人から聞いた〜とか何かの動画で見て〜という一瞬の高まりの際に即ポチって(電子書籍の数少ない良さの一つ)、20ページでも30ページでも読む。生成AIに「XXの本をネタバレにならないくらいで教えて」というのも悪くない。紙だと表紙のインパクトと質感で最初に高揚(?)を担保できるが、電子だとその辺を自分で作っていく必要がある。
良かったのを3冊あげるとすれば、
- 世界秩序が変わるとき: 読後の「日本、いけそう」感はその後の米中露の動きを見ていてしぼみつつあるが、日本の立ち位置を客観的に見る視点はとても参考になった。
- 激しく 煌めく 短い命: 著者 綿矢りささんの名前は知ってるが読んだことないナという故に読んだ。過去最長の原稿だったというが、一癖も二癖もあるトピックの割には、個人的にはスッと読めて、読後感も良かった。ねっとりはしてないけど、恋愛(そして労働?)小説です。
- Trading Game: ロンドンの投資銀行でブイブイ言わせてた著者が、クソ喰らえみたいなノリで経験を書いている本。もちろん元は英語で書かれていると思うのだが、訳された文章でも、悪口がとてもクリエイティブで、何度も笑った。
書くこと
2025年も毎月(1回は合併版となったが)月報を書いた。noteには15本書いた。本数としては昨年と一緒くらいかな。生活のベースがこっちになってきているので、日本で何が流行っているかとか、これ書くとおもろそうだなという肌感がよくわからなくなってきてしまったところがある(かといって北米の人にウケるものもワカラン)。
書くことは手間がとにかくかかる(だいたい月報で3-5時間?)ので、もっと出力を増やそうと思い、相方の力を借りてPodcastをやってみるなどもした。これはトライとしては良かったので、なんかサイクルに組み込めないかなと思っている。運動であれば生活に組み込む負荷がだいぶ低いが、新しい分野は中々定着が難しい。とりあえず体はカナダに(十中八九)あと3年はいることが確定したので、色々試してみようと思う。
https://open.spotify.com/episode/2kNrLzWvRfvXTiF6EmTtkU?si=bjWMb6HdQS21JXryHonIrA
旅行
相方の学業が忙しかったのであまり行かなかったかなと思ったが、割と行った。
- カナディアンロッキーはやはり行って本当に良かった。9日間で3,000km(自動)運転したのも良い体験だった。ヨーロッパでの教会、京都の寺のように、「そんなに見る??」というくらい湖を見まくったが、自然は建造物よりもless飽きやすい気がする。自動運転で寝てもOKという世界線になってくれれば、起きたらロッキーにいるみたいなこともあるのかなと思う。
- メキシコは暖かくて最高だった。暖かさは正義。バンクーバーの冬は一生曇天で雨が降ってるんで、「あら太陽さん、生きてはったのですね」とSay hiして、一生コロナ(とテキーラ)を飲んでハイになってた。日本でいうところの沖縄みたいな感覚でいけるので、また行きたい。
- 日本は夏に行ったが暑くてめちゃくちゃ辛かった。休みの都合的に不可避であったが、選べるならもう夏には行きたくない。飯は毎日うまくて最高だったが、3日も経つとありがたみが薄めてしまう感じがなんとかならんかなと思う。
- アメリカは出張も兼ねてNYとテキサスへ。テキサス(9月)は車多すぎ、暑すぎ、肉うまい。NY(2月)は高すぎ、寒すぎ、でも好き。ビザ問題が諸々解消したので、2026は機会があればアメリカの国立公園などにもっと足を伸ばしたい。

@Puerto Vallarta, Mexico
Activity
- 運動: 643 kcal/日 (+128 kcal)
12月はボクシングを始めたのでそれについて書く。おかげで消費カロリーがだいぶ増えた。
今月から近所のボクシングジムに行き始めた。2年前にカナダに移ってきたときから気になっていたジムが、半額セールをしていたので、勢いで年間契約をした。知人の家で見たブレイキングダウンにやや触発されたのもあるし、平日夜ヒマやなというのもある。いざとなればワンパン入れて物事解決できるようになるかもしれないという期待もある(何
私のルーティンのエクササイズは週3のクロスフィットと週3−4に会社へのチャリ通往復。結構運動しているので動けるという自負はあるが、ボクシングはまた別次元の負荷があった。ずっとサンドバッグを叩いているわけではなく、縄跳び・腕立て・腹筋といったウォームアップ、シャドーボクシング(素振りみたいな)、サンドバック叩くをそれぞれ1/3ずつくらい。合計で1時間弱くらい。クロスフィットも負荷が高めのアクティビティであるが、1時間で大体300−350kcalほど燃やす。ボクシングはそれが500−600kcal。スマートウォッチで目ざとく消費カロリーを追ってる身としては、コスパ良くていいなと感じる。
バンクーバーは多種多様なジムで溢れており、小綺麗なスタジオに全身ルルレモン姐さんが鮨詰めになってウェーイしているところが多い。私が行き始めたボクシングジムはやや粗雑で’Old school’な感じでマッチョな男たちが黙々とサンドバッグを叩いている。部活みたいな感じである。1時間のクラスというより、好きな時間に行って、コーチがいれば適宜話しかけて教えてもらうといった調子だ。経験者は特に指導もいらないので、私のようなシロウトが話しかければだいたい1:1で教えてもらえるので良い感じだ。1時間やるとだいぶ疲れて達成感があり、かつサウナがついているので、整ってその日を終えることができる。バンクーバーのサウナはどこも1回30−40ドルくらいするので、1日で割ったらこのジム通う方が安いやんけと思ったのも入会した大きな理由でもある。
自分は体重の変動がわりあい激しいタイプで、バンクーバー来てからの2年で体重が5キロ以上増えた。筋肉もあるが、主にビールから余剰カロリーも摂取しているので、あと数キロは絞りたいと思っている。食事とビールはあまり絞りたくないので、このアクティビティを追加することで数ヶ月で体が軽くなることを願っている。あと、最近はサッカーでもこっちの人にも当たり負けしなくなってきたので、もっと(物理的に)強くなれたらおもろそうだと、自分の体を実験体にするような気持ちでやっている。

Reading
先月金原ひとみさんのヘビーなYABUNONAKAを呼んでから、小説を読んでみている。名前は聞いたことあるけど読んだことないな、というラインで選んでいる。
- 激しく 煌めく 短い命 綿矢 りさ
- 夏物語 川上 未映子
もちろん同じ著者でも作品によってテイストは全然違うと思うが、テーマ選びや描写の仕方は人のカラーが出るのだと思う。そう思って色々な人の本を物色してみている。(より色が出るかなと、なるべく長編を選んでいる)。
本を書くには相応の文字数を綴らなくてはいけないので大変な作業だと思うが、その中でも小説を書くというのはすごいもんだといつも思う。現実に即していても、創作で状況とストーリーを作り出し、本筋に関係ない部分でも様々な描写を入れる。何かを学ぼう、と思って手にとるようなものではないが、読後自分の身体に残るものとしてはビジネス書よりもよっぽど重い。読後感が決して良いとは言えないヘビーなものやゾッとするものもあるが、時間を経るとマイルドになっていき、ふとしたところで何かを考えるきっかけにもなる。短尺の動画や漫画に入り浸っている手前、なかなか長時間(300−500Pの本だとだいたい読み切るのに5−10時間はかかる)ずっと活字を追うのに費やすのは難しいと感じることもあるが、読み出してしまえば漫画と同様止まらなくなったりするので、筋トレみたいなもんなのかなと思う。
先月・今月と読んだ3冊は搾取、同性愛、貧困と家族といった、テーマとしては重めのものが多く、ウッとなるものもあったが(特にYABUNONAKA)、前述のように読んでから少し時間が経つとこなれてくるし、他の人生を追体験するような感覚が得られ面白かった。
最後に
自分史上一番国際ニュースを聞くことが増えた。それは体が北米にあり、身近に感じやすいことと、普通にヒマが多いことゆえだと思う。知らないことを知ろうとすること、世界で起きていることを知ることは「良いこと」なのだろうと思う。ただ、聞いていて無力感を感じることは多い。とても多い。
直近の不安定な世界各地での情勢もそうだし、富がプラットフォームや個人に集中することも加速しているように思う。ヘッドラインにでてくるような人は、みんないかに逃げ切るかを考えているように見える。自分も例外ではないと思う。待遇や環境が良い状態をいかに持続させるか、そこから得られるものをいかに再投資して、個人やその家族がどう逃げ切るか。それが資本主義と言ってしまえばそうなのだが、5-10年これをやって、その後どう生きていくかネェ〜〜〜と、週に3分くらいは唸っている(そんな多くない)。そう、今はまだサバイバルモードに毛が生えたレベルなので、とにかく今は体があるこの地でジョブやジャブをやって生き抜くのが目下のto doです(小並感)。
そんなこんなで、2026年も何卒よろしくお願いします。
いつもお読みいただいてるそこのアナタ、サンキュー!そのうち遊びに来てください。

ロッキー。ベタだけどやはり良かった。