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2026-03-24

月報 02月: Rebaseline、34歳テーマ、サッカー観戦

Life

Rebaseline

ファイナンスの仕事の中で、’Rebaseline’という概念がある。
売上やメトリクスの予測を立てるにあたって、施策や突発的な事象を除いた場合に、元となるトレンド(=baseline)を再評価して、新たなbaselineを定める。

バンクーバーに移ってきて2年と3ヶ月になり、海外在住記録を毎月更新している(5-7歳の2年間はドイツにいた)。そろそろ物事の比較対象の起点を日本ではなく、こちらに移してもいいのかなと思った。

シンプルな話で言えば、日本と比べてXXの価格が〜、とかメシの質が〜などなど。日本のメシ(やなんか小物)が素晴らしく、そして安いのは疑念の余地がないのだが、そうは言ってもこちらの価格は変わらないし(むしろインフレで上がる)、レストランやスーパーマーケットが急に入れ替わることもない(卵1個60-100円するアルヨ..)。むしろこっちの方が安かったりするものもある。顕著なのは電気代(水力発電のお陰で日本の半分か1/3以下)、牛肉、あとIPA。メシについても中華とかはだいぶ本格的でバリエーションもすごい(中国語&現金のみ、みたいな店がゴロゴロある)。こっち起点で良いものに着目していた方が日々はハッピーそうだ。

最近は、仲が良かった友人が帰国してしまうということが立て続けにあった(ある)。こっちに来た初期に出会った人も多く、物価や冴えないジョブマーケット、冬は一生降っている雨、そして二日酔いも共に乗り越えてきた仲間たちが去ってしまうのはとても淋しい。こちらで会った日本人の友達、それからイギリス人が多い。イギリス人はワーホリで2-3年いられるので、結構2-3年のスパンで帰ってしまう人が多いようだ。

「自分も帰国の検討をするか?」とは特に思わないが、’Vancouver is a transit city’と言われるように、長くいると、人が来ては去っていくというのは一定避けられないのだろう。ゼロからというわけではないが、また友達を増やしたり、仲を深めていくということがまた必要になってくるのかなと思う。まァそれでも、今はこの街にいる人なので、Rebaselineして、コシ入れてこの街で生きていくぞ思う今日この頃である。

Rebaselineしていきたい要素として、人間関係というのは日々のハピネスの上で大きな要素の一つだが、それ以外だと、例えば食生活。日本にいるときよりも圧倒的に自炊が増えたが、基本的に和食を作っている。それはそれでいい気がするのだが、こっちの方が手に入りやすいものもある(メキシカンとか、あと中華の素材も?)。カナダ料理というものはほぼ存在しないので、この街で手に入りやすい、非日本系のものもベースに追加していけるといいなと思う(努力目標)。唯一、「カナダといえばBBQやろ」という安直な発想のもと、BBQスキルだけはめきめきと伸びている。

それ以外には、こちらでのジョブマーケットでもっと自信を持てるといいなと思う。就職活動が大変だった思い出がまだ強いので、日本のときに抱いていた「いつクビになってもなんとかなるやろ」みたいな根拠のない自信は少ないと言わざると得ない。これは具体的に何をどうするというわけでもないが、目の前の仕事に取り組む中で身につくというか滲み出てくるといいなと思う(?)。

運動はバンクーバー基準でもめちゃくちゃしてるので、もうええ。

34歳のテーマ: 色々なものを食べる

また一つ歳を重ねた。

今年も懲りずに誕生日パーティーをやって、友人に祝ってもらった。誕生日パーティーを自分で主催するというのをかれこれ10年くらいやっているが、人を招く理由として、誕生日というのはとてもわかりやすいコンテンツ(?)であり、とても良いと思う。自分も招かれたら、ノールックで行くようにしている。

34歳のテーマとしては、「色々なものを食べる(果物・野菜)」というのを意識していきたいと思う。1月の南米旅行で、自分は偏食だなということ改めて思った。例えばコロンビア。マーケットに行くとよりどりみどりのフルーツがあり、聞いたことのないフルーツもたくさん。相方は積極的に色々なものをトライし、「それ食うん?」みたいなものもゴリゴリ食っていた。自分はルーティンを決めるとそれを繰り返して思考を減らしたいという傾向があるので、気に入ったものを食べ続ける癖がある。結果として、1-10段階で嫌い-好きなものがあるとして、1,2の嫌いなものはもちろん、3-4くらいのものはほぼ避けていることに気づいた。前述のフルーツで言えば、よくわからんなというものは、速攻避けている。普段の食事では7-10のものを一生食っている気がする。

普段フルーツをあまり食べない。これは、筋トレ生活を始めてPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)で食事を考える癖がついたことも影響していると思う。PFCの考え方だと、フルーツは果糖が多いので糖質が高いということにり、避けましょうという思考が働く。実際には食物繊維やビタミンといった、PFCの枠外で体にとってプラスになるものも含まれている。それを知らなかったということではないが、PFCのフレームワークで物事を考えていると、(果物を)自然と避けていた傾向がある。もちろん食べ過ぎも良くないのだが、もう少し選り好みせず食べてみようということを思った。

野菜についても、ホットクックxカレーを週に1回は作るので、必然的に玉ねぎ・じゃがいも・人参は摂取するしよく買う。それ以外の野菜というと、調理方法がイメージしづらいのもあり、無意識にノイズキャンセリングのように視界に捉えてなかったように思う。最近聞いたPodcastでも色々食いなはれと言ってたので(雑)、10段階の3-4くらいのものを、選り好みせず色々調理したり食べてみようと思う。

サッカー観戦をはじめた。

今年はワールドカップイヤーなのでサッカーにフルベットという話は何度か書いているが、バンクーバー拠点のバンクーバー・ホワイトキャップス(Vancouver Whitecaps)というチームのシーズンパスを買ったので、最近はほぼ毎週スタジアムに足を運んでいる。ホームでの全17試合で、1試合あたりは$30ほど。本当は毎週末ホームでやるとうこともないのだが、ワールドカップがある影響で、前半に試合が集中している。トーマス・ミュラーというスターもいて、それをまぁまぁ近い距離(前から15番目くらい)で決まった席で見れるというのは良い娯楽である。

ヨーロッパほどではないものの、地元の熱狂的なファンや応援団もいるので、スタジアムも盛り上がっていて、$30の週末のアクティビティとしては良い娯楽である。毎回の観客動員数は2-2.5万人ほど。相方と近所のサッカー友達3人で通っている。相方は1ヶ月前まではサッカーをテレビでもフルで見たことが1度もなかったが、ここ1ヶ月で4回もスタジアムに通っている。これまでは、相方が作業している後ろで自分がサッカーのハイライトを見ていても、「理解できないノイズでしかないからOK」と言っていたが、最近ではおもむろにハイライトを見ようというまでになった。人間変わるもんである。シーズンパスは私が相方の分も勝手に買ったのだが、これは良い投資だったとほくそ笑んでいる。

もともとバンクーバーの選手はトーマス・ミュラーと日本人GKの高丘選手以外は知らなかったが、バックグラウンド(経歴)を知ったり、実際に見たりすると親近感も湧いてきて良い。高丘選手は好セーブを連発して、正ゴールキーパーとしてバンクーバーの人々に愛されている(なぜ市場価値的には日本人GKの中で3位なのに代表に全く声がかからないのか・・!怒)。ちなみに、ペルー代表のケンジ(・カブレラ)という選手もいる。ケンジはオカンが日本人で滋賀県生まれらしいので、きっと琵琶湖の水を飲んで育ったのだが、日本語を話す気配はない。

Activity

  • 運動: 450kcal/日 (-3kcal)

Reading

坂の上の雲

今更という感じではあるのだが、南米旅行中の後半に読んでいた。合本版で3,000ページ近くあるのでまだまだ途中..。途中ではあるが、思ったことが2つある。

  1. 世の中と個人の動きは連動するが、別でもある: 日清戦争・日露戦争といった歴史の教科書で学んだ出来事のさなかに生きる人が描かれているが、戦時下であっても日常というのが案外日常なんだなということを思った。人間の一生というのは色々な出来事や時代を超えるので、生きている間ずっと物騒というわけでもない。皆が戦争のことを日々考えているわけではなく、平凡な日常や小競り合いの中に生きている個人もきっと少なくない。もちろん小説なのでそれが現実と受け止めるべきものでもないと思うが、描かれている世界はむしろのどかだなとすら感じた(まだ途中だから後で変わるのかもしれないが)。自分たちが今生きている時代にも残念ながら戦争が起きていて、それは日本であってもカナダであっても遠い場所で起きているゆえ身近ではないが、今後どうなっていくかはわからない。ただ、仮に距離が近づいたとしても、個人としての動きとその人生というのはそれと独立して考えられるものだし、分けて考えていくべきものだとも思う。
  2. 意外と突然ルールは変化する: 日本のそこら中に藩があり、まだ「日本人」という概念がまだなかったとこから、明治維新を経て突然中央政府ができ、そして日本というまとまりができていく。ずっと続いた殿様やサムライの時代は突然終わり、ルールが変化する。そしてその時代の中で生きる個人にとっては戸惑いも大きいと思うが、悪い変化ばかりではない。特に若者はスッと変化に適応し、むしろ藩ではなく国というまとまりになることにより教育を受けられる機会や、それを活かす機会も生まれる。現在の日本は変化が遅いとか閉塞感というのを感じやすいが、意外と突然ルールは変化し、そして案外人々はスッと適応していく人種なのではないかとも感じる。

Watching

国宝がバンクーバーにも来ていたので映画館で見に行った。3時間あったが、自分にとっては結構あっという間だった。ストーリーに対しては哀しさを感じるというのはさておき、歌舞伎スゲェ、という印象が自分は強かった。中高生の頃どこかで歌舞伎を見る機会があり、当時はナンダコレと思ったような気がするが、気迫というものを感じるために、今度ぜひ観てみたいものだと思う。